装甲艦
Armored Ships

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です


基準排水量:12,100t 満載排水量:16,200t 全長:186.00m 幅:21.60m 吃水(最大):7.25m 主機/軸数:MAN式9気筒2サイクル・ディーゼル機関8基/2軸 出力:52,050馬力 速力(最大):28.5kt 航続力:20.0ktで8,900浬 兵装:52口径280mm3連装砲2基、55口径150mm単装速射砲8基、45口径88mm単装高角砲3基、83口径37mm連装機関砲4基、65口径20mm単装機銃10基、533mm4連装魚雷発射管2基(1935年には52口径280mm3連装砲2基、55口径150mm単装速射砲8基、76口径88mm連装高角砲3基、83口径37mm連装機銃4基、65口径20mm単装機銃10基、533mm4連装魚雷発射管2基、アトラール・シェーア、アトミラール・グラーフ・シュペーは52口径280mm3連装砲2基、55口径150mm単装速射砲8基、105mm高角砲6基、83口径37mm連装機関砲4基、65口径20mm単装機銃10基、533mm4連装水上魚雷発射管2基) 搭載機:水上偵察機2機 装甲:水線60mm、主砲塔前楯140mm、主砲塔天蓋105mm、甲板40mm、司令塔150mm(アトミラール・シェーアは水線60mm、主砲塔前楯140mm、主砲塔天蓋105mm、甲板45mm、司令塔150mm、アトミラール・グラーフ・シュペーは水線80mm、主砲塔前楯140mm、主砲塔天蓋105mm、甲板45mm、司令塔150mm) 乗員:1,150名

↑ドイッチュラント試案 II/10

↑ドイッチュラント試案 I/10

↑ドイッチュラント試案 II/30

↑ドイッチュラント試案 I/35

↑ドイッチュラント試案 VIII/30

↑ドイッチュラント試案 I/M 26

↑ドイッチュラント級装甲艦ドイッチュラント(1933年新造時)

↑ドイッチュラント級装甲艦アトミラール・シェーア(1936年時)

↑ドイッチュラント級装甲艦アトミラール・グラーフ・シュペー

↑Image courtesy of Shipbucket.
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ドイッチュラント Deutschland Deutsche Werke 1933/4/1
(1934/11/12?)
◎仮称艦名装甲艦A Panzerschiff A
◎1929/2/5 起工
◎1931/5/19 進水
◎艤装(~1931後半)
1937/5/29 スペインにて共和派空軍機の爆撃により損傷、のちに修理
◎1939(1940/2?) 艦種を重巡洋艦に改める
☆ドイッチュラントの撃沈スコア(以下の艦船)
・1939/10/5 イギリスの商船Stonegate(バミューダ東方海域にて撃沈)
・1939/10/9 イギリスの商船City of Flint(ニューファンドランド島沖にて拿捕)
・1939/10/14 ノルウェーの商船Lorentz W. Hansen(ニューファンドランド島沖にて撃沈)
アトミラール・シェーア Admiral Scheer Wilhelmshaven 1934/11/12 ◎仮称艦名装甲艦B Panzerschiff B
◎1931/6/25 起工
◎1933/4/1 進水
1939/9/4 ヴィルヘルムスハーフェンにてイギリス空軍機の爆撃により損傷(不発弾)
◎1940初め オーヴァーホール、改装、艦種を重巡洋艦に改める
アトミラール・グラーフ・シュペー Admiral Graf Spee Wilhelmshaven海軍工廠 1936/1/6 ◎仮称艦名装甲艦C Panzerschiff C
◎1932/10/1 起工
◎1934/6/30 進水
1939/12/13 ラ・プラタ川河口沖にてイギリス巡洋艦の砲撃により損傷
◎1939/12/17 モンテヴィデオ港外にて沈没処分
◎2004/2/25 gunnery range-finding telemeterが引き揚げられる
☆アトミラール・グラーフ・シュペーの撃沈スコア(以下の艦船)
・1939/9/30 リヴァプールのBooth Steam Ship Co. の貨物船Clement(ペルナンブコ沖にて撃沈)
・1939/10/5 イギリスの商船Newton Beech(セント・ヘレナ島北方海域にて拿捕、10月9日に爆破処分)
・1939/10/7 イギリスの貨物船Ashlea(大西洋にて撃沈)
・1939/10/10 イギリスの商船Huntsman(大西洋にて拿捕、10月17日に沈没処分)
・1939/10/22 イギリスの貨物船Trevanion(大西洋にて撃沈)
・1939/11/15 イギリスのタンカーAfrica Shell(マダガスカル島南方海域にて撃沈)
・1939/12/2 イギリスの貨物船Doric Star(大西洋にて撃沈)
・1939/12/3 イギリスの商船Tairoa(大西洋にて撃沈)
・1939/12/13 イギリス海軍重巡洋艦Exeter(68、ラ・プラタ川河口沖にて損傷を与える
(←イギリス海軍重巡洋艦エクゼター(1942年時))
・1939/12/13 イギリス海軍軽巡洋艦Ajax(22、ラ・プラタ川河口沖にて損傷を与える
(←イギリス海軍軽巡洋艦リアンダー級(戦前時))


基準排水量:23,700t 満載排水量:26,100t 全長:223.0m 幅:27.0m 吃水:7.0m 主機/軸数:MAN式9気筒2サイクル・ディーゼル機関12基/3軸 出力:165,000馬力 速力(計画):33.5kt 航続力:19.0ktで15,000浬 兵装:54.5口径280mm3連装砲2基、55口径150mm連装速射砲2基、65口径105mm連装高角砲4基、83口径37mm連装機関砲4基、65口径20mm単装機銃10基、533mm4連装魚雷発射管2基 搭載機:水上偵察機4機 装甲:水線150mm、主砲塔前楯125mm、甲板40mm、司令塔140mm 乗員:1,000名
※P型装甲艦 (P-Klasse Panzerschiff) は、ドイツ海軍がZ計画に基づき計画した艦級。ドイツ海軍は本級を装甲艦(Panzerschiff)に分類するも実際は弩級戦艦サイズの巡洋戦艦といえるものであった。ドイツ海軍は本級を12隻建造する計画であったが、全て建造は停止された。280mm三連装砲塔を3基持つ艦として、排水量21,000tから31,000tまで幅広く設計案を策定していたが、最終的に排水量23,000tで対8インチ防御を有し、280mm三連装砲2基を装備する“A案”と、同排水量・同防御力で380mm連装砲2基を装備する“B案”が比較検討された。この結果本級は、将来シャルンホルスト級が380mm連装砲3基に主砲塔を換装した際、撤去して余剰となるであろう1934年型280mm(54.5口径)砲を流用できる“A案”を採用した。これが本級の設計案となった。なお、“B案”の火力も捨て難いとして研究対象としては残存し、これを発展させる形でO型巡洋戦艦が構想された。下の画像は上が26,000tの設計案。ディーゼル・エンジン8基/2軸、120,000馬力を搭載し、最高速度は31ktの予定だった。真ん中は380mm連装砲2基案。下はタービン推進の21,000t案は、このデザイン群の中ではまさに異色の存在。求められる航続距離も、高い信頼性も、このレイアウトには期待できなかった。ドイツの高圧蒸気システムは複雑で故障が多く、航続距離も不足していた。上のヴァージョン1と比較して、1ktのスピード・アドヴァンテージを得た

↑Image courtesy of Shipbucket.


Update 24/02/26